モッツァレラチーズの製造が始まりました!
去年8月にカフェイリスの隣に新しくできたピッツェリアPicoとパン工房CLASICO、実はその間に小さな小さなチーズ工房が併設されています。
PicoとCLASICOに遅れること1年、ようやく納得のいくモッツァレラチーズが完成し、現在Picoでも搾りたてのモッツァレラチーズを提供しています。
先日、那須で新しく始まったイベント「チーズとホエイの祭典」ではクラシコのパンと共にモッツァレラチーズも販売を行い、一般向けの初お目見えとなりました。
こうして、当初から描いていた地元那須の生乳をめぐるチーズ、パン、ピザの「おいしい関係」が出来上がりました。
近隣の牧場から仕入れた生乳はチーズ工房でモッツァレラチーズとなり、ピッツェリアにてピザや料理としてお客様に提供され、チーズ作りの際に副産物として生まれたホエイはパン工房で冷凍パンになり全国各地のお客様の元へ届きます。
チーズ、パン、ピザ。
この3つの異なる事業は、酪農からもたらされる「生乳」という栄養豊富な資源を一滴残らず使い切り、誰もが喜ぶ「美味しさ」という価値を生み出す今までにない新しい資源循環がデザインされています。
チーズ作りの際に行き場が無く、今までは「廃棄物」とされることの多かった「ホエイ」ですが、それは単なる一つの物差しに過ぎません。
先日の「チーズとホエイの祭典」で感じられたように、各地でホエイに新たな価値を見出す試みが数多く存在しています。
そして、それらが全て、単なる課題解決「Less Bad(悪影響を減らす)」ではなく、「More Good(もっと良いことを増やす)」な取り組みだからこそ、多くの人が集い、楽しさや美味しさを共有することができました。
新しい常識を作り、時代を変えていくのはいつでも既存の固定概念に縛られない自由で豊かな眼差しです。
私たちが目指すべき「おいしい未来」の解の一つがこのモッツァレラチーズです。
from黒磯のモッツァレラチーズ、どうぞよろしくお願いいたします。
カネルブレッド店頭販売への準備も進めているのでお楽しみに!
追記:
ウェブメディアRiCE.pressで「チーズとホエイの祭典」について掲載されています。こちらもぜひご覧ください!
https://www.rice.press/eat/20302