TANZEN

「色鮮やかな夏の1日」を再び。

今年の夏は4年ぶりに「黒磯日用夜市」を開催することができました。
「黒磯日用夜市」は食、音楽、アート、カルチャー、ローカルコミュニティ、
このあたりをキーワードに黒磯の商店主たちと企画運営している夏の夜のお祭り。

元を辿ると、日曜日の朝に開催していたローカルマーケット「黒磯日用市」があり、
そちらのスピンオフとして始まり今回6回目を迎えました。

2日間の開催日ともたくさんの方々にご来場いただき、
会場である黒磯駅前広場は大変な賑わいとなりました。

両日とも飲食ブースを中心とした約40店舗が並び、
地元枠と、他地域からは県南エリアや茨城、福島、群馬、埼玉、東京・・
内容もバラエティ豊かで、次から次へと気ままにハシゴして楽しめるのはお祭りならでは。

テントサウナや子ども向けワークショップ、フラワーショップ、
地元のART369プロジェクトによるシルクスクリーンワークショップなど
飲食以外のコンテンツもあり、ライブステージでは
合計7組のアーティストが会場を思いきり沸かせてくれました。

思い思いに音楽に揺られ、食事を楽しみ、笑顔を交わし合う光景で溢れ、
会場にいる誰もが今この瞬間の尊さを胸の奥で噛み締めながら過ごしているかのような一体感があり、
あの夜の黒磯駅前は、確かに刹那的な輝きと温かさを放っていました。

このような豊かな時間が当たり前では無かったここ数年の時を超えて
まさに、夏が色を取り戻し目の前に現れたのです。
それも目の覚めるような鮮やかさで。

再会のシーンもたくさん見られました。
きっと新しい出会いもあったことでしょう。

「約束をしなくても誰かに会える場所」は人と人を緩やかに繋げ、広げ、コミュニティを育てていきます。
2日限りの夜市ですが、この夜をきっかけにそれぞれの日常に小さな変化が生まれることを願います。

「黒磯最高!」、「黒磯大好き」そんな言葉をたくさん耳にし、
『黒磯』というまちが住んでいる人にとっても、訪れる人にとっても愛すべきまちであること、それぞれの思い入れがあるということ、一人一人の目には見えないストーリーを想像する夜でした。

「黒磯日用夜市」が地域に根付いたお祭りとして認識され、
「食べごと」を通して黒磯の魅力の一端を担えるのだとしたら、
こんなに嬉しいことはありません。

ご来場くださった皆さま、たくさんの関係者の皆さま、
素晴らしい時間をどうもありがとうございました。

夜市よ、また来年!

数年前、黒磯本でお世話になった編集者の乾さんが夜市を訪れ、こんな嬉しい感想を残してくれました。
客観的に見た夜市について捉えてくださってます。
陽気な雑踏が生まれていた、4年ぶりの黒磯日用夜市について思うこと

今年の黒磯日用夜市の様子はこちらから!
日用市Instagram

2023.9.13.Wed